長年乗り続けた愛車の走行距離が18万㎞になり、故障が多くなってきました。
車検の時期が近づいてきて、
このまま乗り続けるか、新車に買い替えるか迷って迷って、
とうとう、
※上記の画像は、兵庫県香美町小代区にある、うへ山の棚田を背景に撮影しました。
目次を作ってみました
購入理由
ネットや雑誌でせっせと車の情報を収集していると
スズキ株式会社が、コンパクトSUV「エスクード」に
ハイブリッドシステムを搭載して、2022年4月21日に発売する、という情報が飛び込んできました。
価格・297万円(税込)
駆動・4WD(のみ)
エンジン・1.5Lガソリンエンジン
燃費・19.6(km/L)
一瞬で欲しくなりました。
四駆で、
燃費が良くて
コンパクトサイズのSUV、
の新しい車が発売されないかなぁと探していたんです。
新しいエスクードは、そんな私の購入条件にピッタリでした。
すぐに、ディーラーに約束を取り付けて、購入を決定しました。
価格とカーナビ
支払い価格は、値引きと下取りを入れて、300万円と少し。
発売直後の購入だったので、大きな値引きは厳しいとのことでした。
ただし、エスクードはメーカーオプションがなく、
1グレードのみで、必要な先進装備は最初から価格に入っています。
そして四駆で、ハイブリッドでSUVです。
ただ、カーナビとバックカメラはついていなかったので、自分で購入しました。
※この分は、上記の価格に含まれておりません。
カーナビは8インチサイズのナビが綺麗に入ります。
ディーラーで、オーディオ交換ガーニッシュ(5830円)を依頼しておくのをオススメします。
見た目がとても綺麗になります。
※他にもカー用品を多く購入しているので、もし需要があればコメント欄などでお知らせください。
YouTubeから、テレビCM
発売が発表になって、テレビCMも放映されていました。
ハイブリッドシステムが強調されているように見えますが、
実は、この動画、
その視点にたって、注意して見てみると、
とても面白いんです。
動画で言われているセリフに無駄がなく、
車の伝えなくてはいけない特徴を短い言葉で的確に発信しているんです。
ESUCUDO with HYBRID
レスポンスの良さと、
なめらかな加速。
燃費の良さと、
胸躍る走り。
スズキの次世代ハイブリット。
NEW ESUCUDO 誕生。
SUZUKI
もう少し四駆性能を伝えたほうが良いのではないか?
と思っていたら、映像でしっかり悪路を走っていましたね。
CMってホント考えられて作られているんだなぁと感心してしまいました。
NEW ESUCUDOってどんな車?
では、新しくなったエスクードとは、一体どんな車なのでしょうか?
ここは私が消費者を代表して、
わかりやすく、
簡単に、
一言で、
ずばっっと、
表現します。
NEW ESUCUDO、
それは、
、
、
、
なんじゃそりゃ!
、
と、思われる方もいると思いますが、
もし、NEW ESUCUDOオーナーの方が見ていたら、
と、思われているのではないでしょうか?
それくらい個性的でユニークに感じる車なんです。
2言でいうと
一言で表現すると、さすがに抽象的なので、
ここは2言で、NEW ESUCUDOを表現してみますね。
それは、
すばり、
、
にもかかわらず、
、
ね、変な車でしょ。
3言でいうと
なんとなくどんな車か、想像できましたでしょうか?
もっとわかりやすくするために、
今度は3言で表現してみますね。
※注意してお聞きください。
NEW ESUCUDO、
それは、
力強く走り、
燃費良く、なめらかに走り、
安定感ある、楽しい走りを提供してくれます。
すばり、この3点を兼ね備えているのが、NEW ESUCUDOの特徴であると思います。
え?
AGSとか、ハイブリッドとか、ALLGRIPとか、
よくわからない?
ご安心ください。
※こういうことを調べるのが趣味なんです。
AGS(オートギヤシフト)とは?
NEW ESUCUDO(以下・エスクード)の
良い意味でも悪い意味でも最大の特徴と言えるのが、
皆さんの言いたいことはわかります。
という感じですよね。
それはずばり。
低燃費で、
走りもスムーズ、
環境にも配慮して、
家計にもやさしい。
スズキの次世代テクノロジー!
それが、オートギヤシフト(AGS)
※要は、トランスミッションの種類です。
AGS(オートギヤシフト)とは?②
エスクードのトランスミッションは、AGS(オートギヤシフト)です。
という方もいるかもしれませんね。
トランスミッションとは、ギアを切り替える仕組みです。
ギアとは、1速とか2速とかのアレです。
つまり、このギアを変える仕組み(トランスミッション)で、
オートマチック(AT)車か、
ミッション(MT)車か、が決まります。
と、これを踏まえて、
エスクードは、オートマ車なのか、ミッション車なのか、
というと、
実際に、運転操作は、オートマ(AT)車です。
ただ、エスクードの諸元表(カタログ)には、
トランスミッションの欄に、6AGSとあります。
※6AGS→6速のAGSという意味。
結局、AGS(オートギヤシフト)ってなんなの?
となりますよね。
それは、
もう少しだけ説明しますね。
AGS(オートギヤシフト)とは?③
エスクードの運転操作は、オートマ(AT)車と説明しました。
が、しかし!
え、なんで?
えーと、つまり。
うーん、わかったような、わからないような。
トランスミッションは、ギアを切り替える仕組みですが、
シンプルにいうと、
ミッション(MT)車のギアは、1速2速とギアを切り替える際、
ギアを繋いで、切り離して、繋ぐ、
ということを繰り返して、ギアを上げたり下げたりします。
一方、オートマ(AT)車は、構造を複雑にして、
ギアを切り離さず、次のギアに切り替えていきます。
そのため、動力の流れが遮断されません。
となると、
運転が簡単なのは、オートマ(AT)車。
構造がシンプルで、エンジンの力を伝える効果が高いのが、ミッション(MT)車、
となります。
つまり、スズキのAGS(オートギヤシフト)とは、
運転を簡単なオートマ(AT)車、
にして、
構造をエンジンのパワーの伝達効率の高い、
ミッション(MT)車にした、
とまぁ、
簡単にいうとこんな感じです。
AGS(オートギヤシフト)のドライブフィール
なんとなく、スズキのAGSについて、
おわかりいただけましたでしょうか?
エスクードのAGSの機能としての良いところは、
- 6段階のギヤによるなめらかな加速
- 高い伝達効率による燃費性能の向上
- マニュアル車由来のダイレクト感のあるレスポンスが楽しめる
があります。
私がエスクードを半年ほど運転してみて、実感するのは、
特に高速道路で、アクセルを踏み込んだとき、
スピードがのってくるダイレクト感は、運転していて実感できます。
つまり、エスクードは、
と私は評価しています。
マニュアルトランスミッションは、ギアをしっかり繋ぐので、
それを感じながらアクセル操作をすると、
エスクードがちゃんと応えてくれる印象です。
やはり、ギアががっちり噛み合っていると、車の反応(ダイレクト感)が良いですね。
燃費
エスクードの燃費は、
その評価は、ハイブリッドについての項で述べたいと思いますが、
AGSが燃費の向上に一翼を担っているのは間違いないでしょう。
エンジンのパワーを効率よく、運転に伝えているから無駄が少なくなるんですよね。
ほら、マニュアル(MT)車って燃費が良いじゃないですか。
AGSの短所
これまでAGSの良さを述べてきましたが、
悪いところはないのでしょうか?
それはずばり!
俗に、これがAGSの癖と言われています。
ただ、エスクードは、ハイブリッドでモーターを搭載しているので、
AGSの癖は感じないのではないか?
とも言われていました。
実際に乗っている私の感想は、
と感じています。
確かに、運転中、カッカッといったカクツキを感じることがあります。
マニュアル車で例えると、半クラッチに軽く失敗したような、カクカクする感じ、。
おそらく、これがAGSの影響だと思います。
イメージでいうと、
スピードがでる
↓
次のギアに繋ぐために、今のギアを切り離す
↓
スピードが緩む
↓
次のギアが繋がる
といった、マニュアルトランスミッションの走りの過程で、
次のギアにうまく繋がらないときに、
ギクシャク感のような癖がでているんだと思います。。
ただ、
具体的には、ギアをうまく繋いでやれば良いわけですから、
ギアが離れたときに、アクセルをゆるめて、
ギアがつながったときに、アクセルを踏む。
これをイメージして運転していると、
ただやはり、一般道のノロノロ運転のような、
ギアを頻繁に、繋いで離して、を繰り返す場合は、苦手な感じは残ります。
それゆえに、
、
にもかかわらず、
といった印象になるわけですね。
AGSの評価
以上を踏まえて、エスクードのAGSの印象ですが、
といった感じです。
ただ、オートマなのにミッションの性能、
ダイレクト感のある走り、
を評価すると、
と思っています。
運転にコツがいるので、車を操作している感が強いんですよね。
燃費とハイブリッドの特徴
続いて、エスクードの特徴、その②
ハイブリッドの性能に触れたいと思います。
まず、エスクードのカタログ燃費は、
- 市街地モード→17.4km/L
- 郊外モード→20.3km/L
- 高速道路モード→20.3km/L
そして、平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モードである、
WLTCモードが、
ちなみに、私の体感する実燃費は、13km/L~23km/Lの間で、
平均すると、17km/Lくらいです。
丁寧な運転をすると、もう少し伸びそうな感じです。
この燃費が高いのか低いのか、
SUVで四駆で、車重が1320㎏、
のスペックとなると、
と思いながら、
ハイブリッド車について調べてみました。
すると、ハイブリッド車の特徴が色々わかって面白かったので紹介しますね。
ハイブリット車の種類
ハイブリッド車と一口に言っても、
なんと、
し、知らんかった。
大きく分けて、3つの方式があるといわれています。
- パラレル方式(位置が並列)
- シリーズ方式(位置が直列)
- スプリッド方式(位置が分割)
その中で、
エスクードはパラレル方式です。
それぞれ、簡単に説明していきますね。
パラレル方式
パラレル方式は、エンジンと駆動モーターが並列(パラレル)の構造となっています。
わかりやすくいうと、
モーターは、エンジンのサポートというイメージで、
必要に応じてエンジンをアシストします。
良いところは、構造がシンプルかつ、軽量で安価に設置できます。
エンジンの走りを好まれる方に良いでしょう。高速走行、高速道路が得意です。
シリーズ方式
シリーズ方式は、エンジンと駆動モーターが直列(シリーズ)の構造となっています。
わかりやすくいうと、
エンジンは発電するために使い、その電力でモーターを駆動させ走行します。
走りは電気自動車に近いです。
良いところは、モーター駆動なので、低速~中速まで、加速に優れて、燃費も良いです。
理由は、トランスミッション(変速機)がないためです。
その代わり、発進してすぐ力強い走りを提供してくれるので、
信号の多い日本の道路環境に適しています。
代表的な車種は、日産のe-powerが有名ですね。
スプリット方式
スプリット方式は、エンジンの動力とモーターの動力を分割(スプリット)して、それぞれ適した場面で適した走行をします。
わかりやすくいうと、
負荷のかかる発進・低速時はモーターのみで走行し、
高速走行、高速道路ではエンジンとモーターの両方を使って効率よく走ります。
つまり、いいとこ取りですね。
ただその分、性能は高く、走りも燃費も良いです。
代表的な車種は、トヨタのプリウスが有名ですね。
まとめ
できるだけわかりやすくしたつもりですが、いかがでしたでしょうか?
ハイブリッドって、調べてみると、
という印象です。
それぞれ良いところと、そうでないところがあって好みが分かれそうですね。
- エンジンの走りが好きなら→パラレル方式
- モーターのスムーズな走行が良いなら→シリーズ方式
- 高い燃費を重視するなら→スプリッド方式
知らなくても問題はないでしょうが、知識があると、
車選びや運転がより楽しめると思いますよ。
エスクードのハイブリッド性能
では、本題のエスクードのハイブリッド性能について説明していきます。
エスクードのハイブリッドは、パラレル方式でしたね。
それって、なんだったっけ?
という声が聞こえてきそうな気が、、、。
、
。
ほらほら、動力はエンジンがメインで、モーターがサポートするアレですよ。
コンパクト・高出力な駆動用モーターが、
スムーズで静かなEV走行に加え、必要に応じてエンジンを力強くアシスト。
6速AGSとの相乗効果により、ダイレクト感のあるパワフルな走りと、
優れた燃費性能を両立します。
また、高容量のリチウムイオンバッテリーが、十分な電力供給と蓄電を行ないます。
大まかに
というわけで、エスクードのハイブリッドシステムをできるだけ簡単に説明します。
まず、パラレルハイブリッドなので、
そして、
、
。
EV(モーター)だけでも、走行します。
、
。
モーターは、エンジンの走行をアシストするだけでなく、
モーター(EV)だけでの走行もできるんです。
つまり、
このEV走行を、いかに長くするか、それがエスクードの燃費に大きく影響します。
そして、エンジン(ガソリン)走行のときにも、必要に応じてモーターも稼働するので、
エンジンの負担が少なくなって、燃費が向上します。
実走行
では、実際にどうような走行なのでしょうか。
運転していると、このEVと書かれた緑色のランプが、頻繁についたり消えたりします。
この緑色のランプがついていると、
消えると、エンジン(ガソリン)走行になります。
もちろん、EV(モーター)走行をしていると、エンジンは止まっています。
そして、エンジン走行になったかと思うと、
またEV(モーター)走行になったりします。
つまり、
車の内部では、忙しく動力を変えながら走行しますが、
実際に走行していると、体感として違和感はないです。
どれくらい違和感がないか?
ディプレイを見ずに運転して、
EV(モーター)走行か、エンジン走行かを当てるゲームを一人でしていると、
それくらい、違和感のない走行感覚です。
EV(モーター)走行は、エンジンが止まっているので静かですが、
エンジン(ガソリン)走行も、モーターのアシストが効いていて静かです。
そして、モーター走行からエンジン走行の切り替えは、
自然に、かつ、なめらかに切り替わります。
と、お世辞抜きに感心します。
充電方法
そんなEV走行ですが、電力がなければ作動しません。
一体どうやって、充電しているのでしょうか?
走行中アクセルペダルを放すと、
動いている車輪の力でモーターを回転させ発電する、
「回生ブレーキ」
加えて、ブレーキペダルの踏み込みに応じて発電量を増やす、
「回生協調ブレーキ」
この2つの組み合わせで減速時のエネルギーを効率よく活用して発電します。
とのことです。
そして、ブレーキを多く踏んでやると、発電量が増えるようですね。
信号などで止まるときは、早めに
ゆーっくり、
ながーく、
ブレーキを踏んでやると発電効率が良さそうです。
まぁ普通に運転していても、十分に充電していますので、知識程度に。
EV走行時間と条件
エスクードのEV(モーター)走行は、
地面をなでるように、なめらかーに、静かに走行してくれます。
という疑問が聞こえてきそうです。
あくまで、私の主観的な感覚ですが、
だいだい、
つまり、走行時間の25%がEV走行かな、
という感想です。
※計測したわけではないので、あくまで個人的な感覚です。
連続EV時間
EV走行時間は、カタログには掲載されていなかったのですが、
ネットで検索していると、
連続で最長、25秒まで継続するそうです。
(セールス資料かな)
私も、連続では最長で25秒くらいかな、という感想です。
ただ連続というより、頻繁にEV走行とエンジン走行を繰り返している印象ですね。
アクセルの踏み込みを優しくしてやると、EV走行時間は長くなります。
あと、それに加えて、
え、なんで?
という声が聞こえてきそうですね。
EV(モーター)走行は、トランスミッション(ギア)がないので、
高速走行にむいていないんです。
エネルギー消費が、非効率なんですね。
ですので、EV走行が時速80㎞までで、そこから、
ギアのあるエンジン走行になるのは合理的であるといえます。
※ただし、減速時は時速80㎞以上でも、EV走行するときはあります。
EV走行条件
では、どのような条件下でEV走行になるのか?
取扱説明書にその条件があったので、紹介します。
- シフトレバーが、DかRのとき。(後退時もたまにEV走行になります)
- アクセルペダルを低開度で一定に踏んでいる。
- デフロスタースイッチ(※窓の曇り止めのボタンね)が停止状態(OFF)になっている。
- 運転席シートベルトを着用している。
- 運転席ドアが完全に閉まっている。
- ボンネットが完全に閉まっている。
- エンジン冷却水の温度が所定温度内にある。
- 鉛バッテリー、リチウムイオンバッテリー、高電圧バッテリーの充電量が所定範囲内になっている。
- 鉛バッテリー、リチウムイオンバッテリー、高電圧バッテリーの温度が所定温度内になっている。
- エアコンの設定温度がLO、かつ、エアコンスイッチを入れている、以外になっている。
- エアコンの設定温度がHI、以外になっている。
- 空調設定で、快適優先を選択し、空調を使用している以外のとき。
- ALLGRIP(4WD)モードがAUTOモードになっている→AUTO以外はEV走行しないようです。
以上です。
これ以外にも、条件によりEV走行しない場合があるそうです。
と感じますが、実際のところ、シートベルトを締めて、ALLGRIP(4WD)モードをAUTOモードにしていれば、普通にEV走行しています。
アイドリングストップ
アイドリングストップとは、停車した際にエンジンを停止して、ムダな燃料の消費と、排気ガスの排出量をおさえます。
では、エスクードはアイドリングストップをするのでしょうか?
その答えは、
というのが解答です。
これがエスクードのハイブリッド性能を体現しているように感じています。
エスクードは前述したように、
EV走行とエンジン走行を交互に繰り返して走行しています。
そして、EV走行時はエンジンが停止しています。
でも、エンジン走行時に停車すればアイドリングストップはしていません。
そんなハイブリッド性能なんですね。
ただ、停車時はEV走行条件を満たしやすいので、
高確率でアイドリングストップしています。
そして、EV走行⇔エンジン走行の切り替えはスムーズでなめらかです。
まとめ
なんとなくでも、エスクードのハイブリッド性能についてお分かりいただけましたでしょうか?
- エンジンメインのハイブリッドで
- ブレーキで発電して、
- モーターアシストが効いていて
- EV(モーター)だけでも走行して
- EV走行は連続では最長で25秒までで、
- 時速80㎞までEV走行が可能で、
- EV⇔エンジンを切り替えながら走行する
ハイブリッド車でいうと、世界のトヨタがすごいけど、
スズキも頑張った!
そんな印象です。
ALLGRIP(オールグリップ)
では、エスクードの特徴、その③
ALLGRIP(四駆)性能にうつりましょう。
そう、エスクードの最大のセールスポイントは、
個人的に四駆でないSUVには、魅力を感じないんですよね。
エスクードは、1988年に本格クロスカントリーモデル並みのオフロード踏破性能を有した、
コンパクトSUVとして発売されました。
そこから、ラダーフレームからモノコックボディ(頑丈さ→乗り心地重視)
にモデルチェンジはあったものの、
4WD車としての性能の高さは、その歴史の長さが証明しています。
そしてエスクードの4WDの性能を支えているのが、
スズキ独自の四輪制御システム!
なにやら、かなり凄そうなシステムですが、
私なりに解釈すると、
と、理解しています。
その4つの走行モードは以下の4つです。
- AUTO オートモード
- SPORT スポーツモード
- SNOW スノーモード
- LOCK ロックモード
では、それぞれ紹介していきましょう!
AUTO オートモード
まずは、基本となるのが、このAUTO オートモードです。
乾燥した舗装路では前輪駆動に近い状態で走行し、燃費を重視します。
※他のモードでは、EV走行はしません。
タイヤのスリップを検知すると自動的に4WDへと切り替わり、
タイヤのスリップが収まると2WDに戻ります。
自動で走行安定性を補助してくれます。
仮に、どこかのタイヤが空転することがあった場合、それを止めて、
グリップしている他のタイヤにトルクを配分します。
ほとんどの走行時間は、このAUTO オートモードを利用しておけば、OKです。
SPORT スポーツモード
続いてALLGRIPの花形、SPORT スポーツモードです。
状況に合わせて積極的に4WDに切り替わるため、
ハンドル操作や速度変化が多くなるカーブの多い道や山道などの走行に適しています。
このモードを選択すると、モーターアシストと4WDが、
加速力やコーナリングの旋回性を高めます。
わかりやすく言うと、
まるで、マッチョな超兄貴達に車の後ろを押してもらっているような気分です。
同じアクセルペダルの踏み込みでも、エンジン回転数を高めにキープすることで、
力強いトルクを発揮して、パワフルな走りを実現します。
個人的には、サイボーグ009の高速移動を連想させることから、
と名付けています。
モーターアシストも強く効いて、スピードがぐんっと上がる印象です。
高速道路での合流や、追い越しなどにも適しています。
エスクードの運転の中で、この走行モードが一番楽しいです。
ただ、燃費は悪そうなので多用しないようにしています。
SNOW スノーモード
3つ目は4WDの醍醐味、スノーモード。
凍結路や雪道などの滑りやすい路面で、走行安定性を確保したい場合に使用します。
グリップ力重視のモードです。
トラクションコントロールによってタイヤの空転を抑え、
走行状況に応じて後輪へのトルク配分を変化させ、
走行安定性を向上させます。
前後輪に適切に駆動力を配分するので、カーブ走行時も挙動が乱れるのを抑制します。
ただ、正直なところ、
強い雨の日や、強風の日にこのモードを選択して運転してみましたが、
気まぐれに使用するのですが、SPORT スポーツモードほどの強い個性は現れませんでした。
ただ、雪道や滑る道では、その真価を発揮すると思います。
いざというときの、AUTO オートモードの強化版といったところでしょうか。
LOCK ロックモード
最後は、高性能な4WDシステムの成せる技術、
ぬかるみや雪でスタックしたときの緊急脱出をサポートする、
LOCK ロックモード。
空転している車輪にブレーキをかけ、
空転していないタイヤに最大限のトルクを配分します。
駆動輪を直結に近い状態で固定し、前後輪へ最大限の駆動力を伝え、脱出をサポートします。
ただ、わたくし、
今までの車人生で、
個人的には、もしものときのための保険、といった機能でしょうか。
そこまでの悪路を走行することは、あまりないんですよね。
まとめ
スズキ独自の四輪制御システム「ALLGRIP」、
お分かりいただけましたでしょうか。
要するにまぁ、ALLGRIP(4WD)とは、走行状況に応じて、任意のモードをスイッチ操作できるシステムです。
AUTO オートモード→通常のとき。
SPORT スポーツモード→スピード、パワーが欲しいとき。
SNOW スノーモード→凍結路や雪道の走行に。
LOCK ロックモード→立ち往生から脱出するときに。
という具合です。
優れた走破性と走行安定性の機能があることで、運転の楽しさと、
もしものときのための安心感をドライバー与えてくれます。
個人的には、
私は兵庫県在住なのですが、その中でも神戸市って、すごく坂道が多いんですよね。
そんな坂道に、SPORT スポーツモードは力強いトルクと加速で、車をぐんぐん引っ張ってくれるんです。
イチオシの機能です。
マニュアルモード
エスクードの走行モードには、ALLGRIP(オールグリップ)とは別に、
手動でギアを変速できる、マニュアルモードが装備されています。
※ギアを走行速度に応じて、1速から6速まで選択できる走行モードです。
マニュアルモードになります。
ギアは、ハンドルの横にある、パドルシフトで操作ができます。
※マニュアルモードでは、EV走行にはなりません。
と思って、取扱説明書を見ると、
- マニュアル感覚で走行したいとき。
- 坂道や山間路を走行するときなど。
と、ありました。
マニュアルモードでは、MT(マニュアル・トランスミッション)由来の、
ダイレクト感のあるレスポンスを楽しむことができるんです。
、
。
ほらほら、AGS(オートギヤシフト)って、中身はマニュアル・トランスミッションだったじゃないですか。
自動でギアを変えるのではなく、手動で変えることで、マニュアル車のように運転できるモードなんですね。
ただ実際のところ、AGSが自動でギアチェンジをしてくれるので、
運転を楽しみたい人用の走行モードかな、という印象です。
走行モードの選択肢が増えるのは嬉しいですね。
運転してみた感想
普段、このマニュアルモードは多用しないのですが、
せっかくブログを書いているので、意識的に使用してみました。
このモード、
シフトダウンは自動でしてくれるのですが、
シフトアップは自動ではしてくれません。
つまり、パドルシフト操作をしないと、
エンジンが、
うぅっー
っと、唸って、高回転します。
エンジン音も、心地良いです。
ただ、このマニュアルモード、
エンジンを高回転させて、機敏な走りをするので、
燃費には悪そうな印象です。
と思いつつ、
最近では、運転時に余裕があると、このモードにしています。
私の場合、AGS(オートギヤシフト)のギアの決まり方が気に入らないときや、
発進時のもたつき解消に使用して楽しんでいます。
なかなか良い動きをしてくれるので、運転が面白くなります。
ヨーロッパ帰り・逆輸入車だった
エスクードの大きな特徴は3つ、
AGS、ハイブリッド、ALLGRIP、
と、前述しましたが、
、。
大事なことを忘れていました!
、。
それはずばり、
、。
いや、SUZUKI製だろ、
という冷静なツッコミが来そうですが、
そうじゃなくてですね、、。
中央ヨーロッパのハンガリーにある、
SUZUKIの子会社・マジャール・スズキにて製造され、
船便で日本に運ばれてくる、逆輸入車なんです。
、。
ね、ヨーロッパ製でしょ。
※マジャールとは、ハンガリーという意味。
つまり、ハンガリー・スズキということですね。
欧州車の理由
気になって色々調べてみると、
ハンガリーでの車の市場シェアは、なんとマジャール・スズキが1位なんです。
ハンガリーでは、SUZUKI車が1番支持されているんですね。
そんなマジャール・スズキは、ハンガリー国内だけでなく、
東ヨーロッパや、西ヨーロッパ市場にも向けた、
欧州全域における一大生産拠点となっています。
だって、スズキって日本の自動車メーカーじゃないですか。
わざわざハンガリーで作らなくても、日本で生産して輸出すれば良いと思うのですが、
一体なぜなんでしょうか?
そんな疑問を感じて調べてみると、
答えは単純でした。
実はエスクードって、
ターゲットの市場が、ヨーロッパの人達向けに作っているから、
ハンガリーで生産するほうが、効率が良いんですよね。
欧州車
確かに言われてみると、その見た目は
そして、その中身も、
ヨーロッパの道路環境や交通事情、
ヨーロッパの人達の好みにあわせて、
悪路走破性、走行安定性を高めて、ダイレクト感のある走りに、
厳しい環境基準にあわせて、ハイブリッドになっています。
では、そんな欧州車であるエスクード、
日本で販売するにあたり、
というと、そんなことはないようです。
ヨーロッパに向けて製造された車を、そのテイストのまま日本に輸入しています。
つまり、エスクードって、
と考えると、案外、エスクードの価格って安いのかもしれませんね。
セーフティサポート紹介
エスクードには、事故防止対策として、
予防安全技術、
「スズキ セーフティ サポート」
が装備されています。
尚、エスクードは1グレードなので、
という、取捨選択はできません。
そこはほら、逆輸入車の1グレード車ですから、もれなくついてきます。
標準装備と割り切って、使いこなさないともったいないですよね。
では、
機能紹介
①デュアルセンサーブレーキサポート
衝突しそうになると、ブザー音や、自動でブレーキをかけたり、ブレーキを踏むのをアシストします。
やはり機能には限界があるので、自分で安全運転ですね。
②誤発進抑制機能
前方に壁などがあるにも関わらず、アクセルペダルを強く踏むと、
最長約5秒間、エンジン出力を自動的に抑制します。
踏み間違い回避ですね。
③車線逸脱抑制機能
車線から車がずれると、自動で戻してくれる機能です。
作動条件は、機能がONになっていて、車速が65㎞/h~100㎞/hで、
システムが左右区画線を認識していて、車線の幅が3m~4mのとき。
車両を車線の内側に戻すように支援をします。
疲労しているときに、車線を逸脱しそうになると、
自動でハンドルを修正してくれます。
作動条件上、ほとんど高速道路での使用になるでしょうね。
④車線逸脱警報機能
前方不注意などで車線をはみ出しそうになると、
ブザー音などの警報によってドライバーに注意を促します。
完全に消えていない、古い車線にも反応してしまうんですよねぇ。
ただ、ほとんど正常に作動して、その際は、危険回避をサポートします。
⑤ふらつき警報機能
車両が蛇行するなど、システムが「ふらつき」と判断した場合、
ブザー音などの警報によってドライバーに注意を促します。
のための機能と思われます。
⑥先行車発進お知らせ機能
停車中、前のクルマが発進して約5m以上離れても停車し続けた場合、
ブザー音やメーター内の表示で知らせてくれます。
たまに作動させて、ぼっーとしていたことを反省します。
⑦標識認識機能
走行中に、単眼カメラが認識した標識をメーター内に表示してくれます。
と感心します。
主に速度標識をメーターに表示してくれます。あれば便利ですよね。
⑧ブラインドスポットモニター
左右の後方から近づいてくる車両を、ドアミラーのインジケーターの点滅と、
ブザー音で知らせてくれます。
使用頻度が1番多いのが、この機能です。
左右の後ろって、ドアミラーだと、どうしても死角ができますからね。
良い機能だと思います。おすすめです。
⑨リヤクロストラフィックアラート
駐車場などで後退しているとき、自車の後方左右から接近する車両を検知して、
ディスプレイの表示とブザー音で注意を促します。
バッグ時は視界が完全ではないですから、あると安心機能ですね。
⑩アダプティブクルーズコントロール
スイッチをONにすると、設定した車間距離を適切に保ちながら、
加速・減速、停止まで自動追従します。
要するに、アクセルを踏まなくても運転できますよ、という機能です。
ハンドル操作だけの、アクセルを踏まない運転なので、負担の軽減は大きいです。
ただ、電動パーキングブレーキはないので、停止のキープはありません。
以上10個、紹介しましたが、
それに加えて、予防安全技術ではないのですが、便利機能として、
⑪ヒルディセントコントロール
という、機能があります。
急な下り坂などで、エンジンブレーキだけでは、スピードが出すぎるときに、
ブレーキを頻繁に踏まなくても、一定の低車速を保ってくれるので楽になります。
まとめ
予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」、
いかがでしたでしょうか?
他社で、これだけの機能をオプションでつけるとなると、
かなり高額になりそうですね。
正直なところ、私は、
と思っていたのですが、やはり、あると便利です。
大事なことは、どんな機能があるのかを知って、
あくまで、サポートと認識しながら、活用することだと感じました。
技術も大切ですが、それと同じくらい知識も大切で、
頼りきらずに、使いこなすことを意識しています。
ただ、
この予防安全技術を使用していると、
と、頼りきった心理になるので注意が必要です。
スズキってどんな会社?
ここまで記事を書いてきて、
だんだんとスズキという自動車メーカーに興味がわいてきました。
なんとなく、軽自動車をメインに作っている会社というイメージだったのですが、
調べてみると、その歴史の長さにふさわしい魅力的な企業でした。
ワンマン経営者としても揶揄されますが、
名言に、トップダウンとは、トップの号令で動くことではなく、
トップが現場に降りること、
というのがあります。
この言葉が、現場のオヤジさんと、大企業の経営者の視点の両方を持っている、
修会長の人柄と経営手法を表しているように感じました。
歴史
では、そんなスズキ株式会社ですが、どのような歴史を経て、今に至るのでしょうか。
創業は、1920年。
鈴木道雄により、鈴木式織機株式会社として誕生します。
いきなり、びっくりしました。
鈴木道雄は、大工でしたが、不景気になったので、
糸を織物へと織りあげる、織機製作の会社を立ち上げます。
戦前、戦中、戦後を超えて、好調だった織機の売上は低迷していきます。
そのため、試行錯誤した結果、
1952年、自転車に補助エンジンを搭載した、
バイクモーター「パワーフリー号」を開発・発売します。
さらに、補助エンジンを大きくした
「ダイヤモンドフリー号」を発売すると、
1954年、自転車にエンジンをつけた補助エンジンではなく、車両ごと開発したオートバイ、
「コレダ号」を発売します。
これが主力商品となり、業績を伸ばしていきます。
そこから、4輪自動車を発売していないのに、将来を見据えて、
1954年、社名を鈴木自動車工業株式会社にします。
そして、社名変更から1年後、
1955年、量産型・軽四輪乗用車「スズライト」を発売します。
それから、織機、車、オートバイ、船外機など、多くの商品を世に送り出し、
1990年、事業の多角化と国際化に対応するために、
社名を「スズキ株式会社」に変更し、今に至ります。
小少軽短美
スズキのことを調べようと、HPを拝見していると、
やたらと、小・少・軽・短・美
という言葉が目につきました。
「小さく」「少なく」「軽く」「短く」「美しく」を略したもので、
スズキの思想、文化の端的な表現として定着しているそうです。
小さいほうが、効率アップになり、
少ないほうが、ムダがなくなり、
軽いほうが、スリムになり、
短いほうが、意思決定と実行が早く、
「美」には全ての活動がお客様のためにある、
という意味が込められているとのことです。
ただ、
ただね、
これまで発売されてきた車やバイクを見ていると、
効率よりも、遊び心を重視しているような、
挑戦している製品が見受けれられるのは、私だけでしょうか?
エスクード・ハイブリッドとか、カプチーノとか、GSX1100Sカタナとか、B-KINGとか
(以下略)
鈴菌
自動車やバイクのメーカーのファンのことを、特定の言葉で表現することがあります。
例えば、スバルの熱心なファンの人を、スバリストと呼ぶのは有名ですよね。
ホンダ愛好家は、ホンダ党。
トヨタやマツダ好きは、トヨタ信者、マツダ信者なんて言ったりします。
というのは有名で、。
それはずばり!
、
、
、
鈴菌(スズキン)
もしくは、鈴菌感染者と呼ばれたり、自称したりしています。
注※ 人体には無害。
調べてみると、スズキのバイクや車ばかり乗り続けている、
スズキ製の車の熱狂的なファンのことを表す表現だそうです。
ちなみに、バイクの世界メーカーシェアは、
ホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキ、の
日本の4大メーカーが占めていて、
それぞれ2つ名(異名)があるそうです。
簡単に紹介しますね。
壊れないバイク!乗りやすい
、
見た目が美しい!楽器メーカーでもある、
、
乗り心地が豪快!見た目も中身も男前
、
、
性能とコスト重視!中身で勝負
!
!!
!!!
と、心配になりましたが、
誉め言葉、、、、だそうです。
なんでも、王道から少し外れて、
我が道を突き進む製品が多いことから、
そう呼ばれているとのことです。
、
、
さて、そんなスズキファンの鈴菌に感染しているかどうか、
それを診断するのに、次の3つの特徴の適合状況で、
感染を判断できるようです。
- お買い得、高コスパが大好き
- 見た目よりも性能重視
- 他人と一緒とか、かぶるのが嫌い
‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥
確かに、この適合条件は私の性格によく似ていますが、
今回、紹介したエスクード・ハイブリッドという車が、
鈴菌の素養を秘めた車種のように思えてなりません。
ほら、エスクード・ハイブリットって、
1グレードで装備は充実しているし、
AGSのハイブリッドで、ALLGRIPまでついている挑戦的な性能だし、
それでいて走りは良いのに、知名度がないという、
魅力的な車ですからね。
そういえば先日、ディーラーへ半年点検に行った際、
エスクードハイブリッドの販売状況を、営業の方に尋ねると、
という回答でした。
他の人とかぶらないのって大切ですよね。
もっとも、私は鈴菌ではありませんが、、。
ただ最近、
不思議です。
好きなところ嫌いなところ5選
では、最後に。
実際にエスクードハイブリッドを購入して感じた、
好きなところ嫌いなところを厳選して、
では、まず嫌いなところから。
嫌いなところ5位
停車からの発進がもたつく
車を停止させてからの、発進が他の車に出遅れることがあります。
AGSの項で書きましたが、エスクードの中身は、
マニュアルトランスミッション、
なんですよね。
だから、オートマ車のようにアクセルを、じんわりじんわり踏んで、
なめらかな発進を目指すと、遅れます。
対策として、
- ALLGRIPのスポーツモードにする
- マニュアルモードで、自分で順番にギアを繋ぐ
- アクセルを強めに踏む。これで意外とOK
- EV走行する(運転手の操作でEV走行にはなりませんが)
要は普通のオートマ車ではないので、慣れが必要というわけです。
それにしても、これだけ走行方法があるのって、欠点じゃなくて、
むしろ長所のようにも思えますね。
嫌いなところ4位
もっとEV走行しても良い
EV走行の時間が、もっと長ければ嬉しいです。
そうなると、比例して燃費がよくなりますからね。
ただ、ハイブリッドの項で書きましたが、
エスクードはエンジン主体のパラレル・ハイブリッドですから、
難しいかもしれません。
対策案として、
- ハイブリッドの電池を大きくする
- ハイブリッドのモーターを大きくする
というのが、考えられます。
ただ、これをするとなると、
車の骨格から変更しないといけなくなるでしょうし、
価格も上がりますから、難しいでしょうね。
それに、エスクード・ハイブリッド、これまでのスズキ車のハイブリッド車に比べて、
EV走行時間、燃費、走行性能が
それを考慮すると、欠点と表現するには申し訳ない気持ちになります。
未来への課題という感じでしょうか。
ただ、EV走行しようと車の様子を探りながら運転するのは楽しいですよ。
嫌いなところ3位
電動パーキングブレーキがない
2022年4月発売の新型車ですから、
電動パーキングは欲しかったですね。
あと、オートハイビーム機能もありません。
電動パーキングブレーキがないと、
アダプティブクルーズコントロールなどで、停車はしません。
停止までです。
残念。
ただ、ただね、
サイドブレーキの引き心地が、
あと、ウインカーのレバーの感触も良いです。
嫌いなところ2位
収納が普通
スズキ車って、私の一方的なイメージですが、
と勝手に予想(期待)していたのですが、
それに反して、
はっきり言って、
普通です
いや、別に悪くはないんですよ。
グローブボックスも、
アームレスト機能付きのコンソールボックスも、
中央&ドアのドリンクホルダーも、
必要な分は、ちゃんとあるんです。
ただ、
ただね。
小技の効いた、
お!これ良いやん!
という収納スペースが欲しかったです。
ただ、そういう余計なものを付けると、
車のボディ剛性が下がってしまうのかもしれませんね。
嫌いなところ1位
サイドミラーがエンジン停止後とじない!
そんなことが1位?
という声が聞こえてきそうですが、
説明しますね。
目的地に到着して駐車して、エンジンを切ります。
そして、
というとき、ありますよね?
そんな時、エンジンを切った後だと、サイドミラーが閉じないんです。
リモコンキーの操作でも、閉じないんです。
私、駐車後はサイドミラーは閉じるタイプなんです。
もちろん、エンジンを切る前だと、サイドミラーは閉じます。
ただ、毎回毎回、エンジンを切った後に気が付いて、
こう言います。
※エスクードはハンガリー(ヨーロッパ)で作られた逆輸入車です。
ヨーロッパでは、サイドミラーを閉じる習慣がないのかもしれませんね。
好きなところ5選
では、嫌いなところで終わるのは切ないので、
好きなところ5選と、まとめを書いて終わります。
というか、随分と長文になりましたが、
正直、私自身、誤字脱字がないか読み返そうとして、
この記事の長さに、
ここまできたら、もう少しお付き合いくださいませ。
好きなところ5位
荷室カバーが最初からついてたよ
調べてみると、
「ラゲッジシェルフ」というそうです。
トランクの荷物の日よけに活用しています。
私の場合、よくお酒を購入するので、トランクに日差しが入るのがダメなんです。
ですので、このカバーが欲しくて、オプションで注文しようと思っていたのですが、
最初から、標準装備されていたので、
これは書いとかないと、と思って5位になりました。
好きなところ4位
よく曲がる?左折右折がやりやすい
右折左折するとき、特に左折するときに感じやすいのですが、
小回りが効くというのか、
なぜなんだろう?
と思って、カタログを見てみると、
最小回転半径→5.2
となっています。
この大きさの車では良い方ですが、
それだけでは腑に落ちないカーブの入りの良さを感じます。
推測ですが、
- ALLGRIP(四駆)の制御が効いている
- ボディ剛性が高いから、ハンドルとタイヤの連動が良い
と思っているのですが、
こういうことを、あれこれ想像するのが楽しいんですよねぇ。
好きなところ3位
スズキ セーフティ サポートがなかなか使える
スズキの予防安全技術は、
セーフティサポートの項で紹介したので、省きますが、
評価として、
という感想です。
個人的に試して欲しいのは、
- 車線逸脱抑制機能
- アダプティブクルーズコントロール
この2つは、運転手の設定(操作)が必要なので、少し面倒ですが、
使いこなすと、運転が楽になるし面白いですよ。
ただやはり、これらの機能は知っておかないと効果が半減するので、
使いこなすまでには、慣れも必要ですね。
好きなところ2位
ALLGRIPのスポーツモードがイイッ!
1位にしようか迷いましたが、普段は多用しないので、2位にしました。
ALLGRIP(四駆)の項で紹介しましたが、
この機能は頼もしいです。
坂道を運転していて、
もうちょっとパワーが欲しいとき、
高速道路を運転していて、
もうちょっとパワーが欲しいとき、
割り込みの発進時に
もうちょっとパワーが欲しいとき、
モーターアシストと4WD、そしてエンジン回転数を高めにキープして、
走行をパワーアップしてくれます。
この機能がなければ、エスクードの魅力は半減してしまうでしょう。
とても良いです。
好きなところ1位
AGSのダイレクト感ある走りが気持ちイイっ!
やはり、エスクード・ハイブリッドの最大の特徴はAGSかなという印象です。
高速域になればなるほど、加速力が強くなって、
エンジンのパワーを、ダイレクトに走りに反映しているのが伝わってきます。
それに加えて駆動用モーターが、エンジンを力強くアシストしてくれています。
この走りが運転していて気持ちイイッ!
つまり、
ただ、ヨーロッパとは違い、速度規制の厳しい日本の一般道路では、
このエスクードの実力を発揮するのは難しい部分はあります。
そこで、一般道ではエンジンの負担を軽くするように優しい運転を意識してやると、
となると、
高速域では、エンジンの力強いダイレクト感のある走りをして、
低速域では、燃費を良くするEV走行をする、。
もしかすると、
エスクード・ハイブリッドって、
、
。
と思うのは、えこひいき、かな。
、
、。
※最近では、AGSの運転に慣れたせいか、一般道でもなかなか良い走行性能です。
まとめ
以上、エスクード・ハイブリッドの紹介記事、
長文になりましたが、これで終わりです。
ここまで読んでいただければ、
と信じております。
締めとして、この記事を書いた理由を紹介しますと、
私はこの車を発売直後に購入したのですが、
困ったことがありました。
それは、
ということです。
だって、発売されてすぐ購入しましたから。
ネットや本で、エスクード・ハイブリッドを紹介するものはあったのですが、
実際に購入して、評価している人はいませんでした。
つまり、エスクード・ハイブリッドの購入検討をしている人は、
と思ったわけなんです。
購入する、しない、は別として、この記事がそんな方の参考になれば幸いです。
また、もしエスクードオーナーの方が見てくれたときは、
「そうそう」と、共感していただける部分が多いと嬉しいなと思います。
個人的にエスクード・ハイブリッドについて、ひとつだけ言えることは、
これは、エスクード・ハイブリッドオーナーの方々の
共通の意見じゃないかなぁと思っています。
万人受けする車ではないでしょうが、
これまで紹介した、
AGS、ハイブリッド、ALLGRIP、ヨーロッパテイスト、マニュアルモードなど、
この車の様々なことを理解して乗ると、
とても魅力的で、奥の深い1台になると確信しています。
おまけ
最後最後と言いながら、
エスクード・ハイブリッドの購入を即決した私ですが、
ひとつだけ、とても悩んだことがありました。
それは、ずばり!
色(ボディカラー)です!
これが1番悩みました。
エスクードのボディカラーは、
- 白
- 黒
- グレー
- 屋根が黒、ボディが水色のツートン
- 屋根が黒、ボディがアイボリーのツートン
- 屋根がグレー、ボディがブルーのツートン
以上、計6色。
ちなみに、ツートンは、プラス44,000円の有料色です。
どの色も悪くはないのですが、逆にどれも、しっくりきませんでした。
そんな折、神戸市の三宮を徘徊していると、
天啓ともいうべき、色と出会いました。
これを見て、エスクードの色はこれだ!とすぐに決まりました。
※天啓‥‥天の神が真理を人間に示すこと。天の啓示。
タータンとは、2色以上使用した、スコットランドの格子柄のことで、
タータン・チェックと呼ばれているデザインのことです。
そして神戸開港150年を記念して、
神戸の海のブルー、
街に多く見られる白亜の建築物や真珠の白、
ポートタワーや神戸大橋の赤、
後ろに控える六甲山の緑、
これらのエッセンスをチェック柄で表現したのが、
神戸タータンは神戸エリアの販売に限定されていますが、
多くの商材に使用されて、そのデザインは年々、知名度を上げてきています。
外出する度に、いつも雨に見舞われる私を表す屋根のグレー、
日本海と瀬戸内海に面する兵庫県を表す海のブルー、
そして、ヨーロッパ航路の玄関口として発展した神戸に繋がる、
ヨーロッパ帰りのエスクード。
そうだ、この車の名前を、
名前をつけると愛着が増しますよね。
おしまい