目次を作ってみました
合唱
というわけで、
2023年2月18日、兵庫県神戸市東灘区に位置する、菊正宗の蔵開きに行ってまいりました。
どんな蔵開きだったか、一言で言うと、
3年ぶりの開催でした。
新型コロナウイルス感染症の影響で例年よりも、規模は縮小した感がありましたが、
それでも社員、関係者の方々がしっかりと盛り上げて、
これまで同様、楽しく意義のある蔵開きであったと感じました。
コロナが流行したからといって、日本酒が悪ではないし、
食を通して、人と交流して、笑顔になることは素敵なことだと思いました。
というわけで、
ちなみに、マイクを握って熱唱しているのが杜氏さんで、
最後のマイク挨拶をされたのが、社長さんです。
※杜氏‥酒造りの責任者
※社長‥経営の責任者(経営者)
(プロ野球で例えると、監督とオーナーの関係が近いかな)
というわけで、
上記の動画では蔵開きは終了しましたが、
よろしくね。
菊正宗とは
私はこれまで兵庫県の多くの酒蔵を記事にしてきました。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2021/04/top-320x180.jpg)
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2020/02/soto-320x180.jpeg)
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2020/05/hukukura-320x180.jpg)
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2022/01/top-320x180.jpg)
菊正宗とは
とまぁ、こんな感じで、菊正宗を端的に紹介するならば、
それは、
もしくは、生酛(きもと)造りという伝統を守り続けて、
キレのある「うまい辛口」を醸す、そんな酒蔵です。
という、読者の皆様、ご安心ください。
簡単ではありますが、説明させていただきます。
生酛(きもと)造りとは?
では、菊正宗の代名詞、
生酛(きもと)造りとは、どんなものなのでしょうか?
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/02/motosuri2-600x400.jpg)
なにをしているのかというと、
櫂(かい)で蒸し米と麹をすり潰して、乳酸を造っています。
ちょっと説明しますね。
酒造りは、糖をアルコールに変えなければならないのですが、
そのために酒母をつくらなければなりません。
そして、その酒母をつくるためには、
乳酸をつくらなければならないのですが、
今の酒造りの主流は、この乳酸、そのものを直接いれて、酒母を造ります。
要は既製品の乳酸を使用するわけです。
この酒造りは、速く醸すという名前の通り、簡単で失敗の少ない合理的な方法です。
対して、
生酛(きもと)造りとは、
この乳酸菌を利用する生酛(きもと)造りは、
手間と時間がかかる上に、難易度が高い、と言われています。
そして、この生酛(きもと)造りで生き抜いた強い酵母が、
おいしい辛口の日本酒を造ります。
具体的にいうと、生酛造りで造られら強い酵母が、
元気に糖をアルコールにするので、
すっきりキレのある辛口になるそうです。
これだけ醸造技術が進んだ現代日本において、
未だに昔ながらの手法で醸すお酒がおいしいなんて、面白いですよね。
それを大手の酒蔵である菊正宗が、
高い人的技術で伝統を守り、
辛口の日本酒を造り続けているというわけです。
つまり、生酛(きもと)造りとは、
手間ひまをかけて造る
そんな昔ながらの、難しいお酒造りなんです。
閑話休題
少し話はそれますが、
当ブログを訪れていただいてる方は、
少なからず、日本酒に興味を持たれているのではないでしょうか?
1988年連載の作品ですが、未だに色あせない名作です。
1994年に、和久井映見さん主演でドラマ化されたときは、
若い女性が、楽しく元気に日本酒造りをするのかな?
と思ったのですが、実際は、
未読の方はぜひ。
開催情報
2023年、年が明けて、私には気がかりなことがありました。
毎年、参加するのを楽しみにしていたんですが、
2021年・2022年は、コロナウイルスの感染拡大の影響で、蔵開きは中止だったんです。
心の隅で気になりつつ、なにげにTwitterを見ると、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/02/tirashi-600x400.jpg)
案内文があったので、紹介しますね。
菊正宗「嘉宝蔵」は、丹波杜氏伝統の「寒造り」による仕込みも終盤を迎え、
華やかな新酒の季節になりました。
日頃の感謝をこめて、香り高いしぼりたて新酒を楽しむ会を開催いたします。
灘の本流辛口を是非お楽しみください。
皆様のお越しをお待ちしております。
入場無料
といわけで、予定を確保して参加した次第です。
- 生酛しぼりたて新酒の振舞酒
- うまいもん屋台
- 情熱ダイニング 特製粕汁
- 季節蔵「嘉宝五番蔵」の見学会
- 豆腐やまいち 温やっこ(冷やっこ)
- おすすめ日本酒・各種有料試飲
- 大起水産・さばきたて!新鮮!生本まぐろ
- ステージ・酒樽こも巻き作業の実演
- 樽酒マイスターのファクトリー見学会・「酒樽づくり」の実演
- 菊正宗酒造記念館
ちなみに、蔵開きに行く前に、
ここだけは、個人的に押さえておきたい、
と考えていたのは、
- 季節蔵「嘉宝五番蔵」の見学会
- おすすめ日本酒・各種有料試飲
- 大起水産・さばきたて!新鮮!生本まぐろ
では、蔵開きに行きましょう!
いざ、行かん!
開催時間は、午前10時~午後3時です。
ということは、
会場内で飲食する場所を確保しなければならないので!
あと、車で訪れるわけにはいきませんから、電車で訪れました。
JRで行くなら、住吉駅ですが、少し距離があるので、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/03/train2-600x400.jpg)
10分ほど住吉川沿いをテクテク歩いて、菊正宗を目指します。
余裕を持って到着したので、開場までは、駐車場で並んでの待機でした。
今回の開場待ちの人数は少なめでしたが、多いときは、周辺が人で埋まります。
以前はここで、福袋の販売をしていたこともありましたが、
今回は、福袋の販売は、後日予約受付とのことでした。
開催時間がせまってくると、どんどんと駐車場に並ぶ人が増えてきました。
そして、
入場!
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/03/top8-600x400.jpg)
貴重な機会ですね。
入場してすぐ、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/03/furumai-600x400.jpg)
※無料です
フレッシュで軽快な味わいでした。
おかわりが欲しかったので、お金を払って、ビンごと購入しようとしたのですが、
本会場ではなく、隣にある菊正宗酒造記念館で販売しているとのことでした。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/kinenkan-600x400.jpg)
隣の建物ですが、一旦、会場から外にでるので、しぼりたて新酒の購入はあきらめて、
会場内の飲食にターゲットを絞ります。
※持ち込みの飲食は禁止でした。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/naka-600x400.jpg)
さぁ、席は確保できました!
これから、蔵開きをエンジョイします!
おすすめ日本酒・各種有料試飲
まず、蔵開きに訪れたからには、
なにをおいても、菊正宗のお酒を確保しなければ始まりません。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/taru-600x400.jpg)
後は、菊正宗の新ブランド「百黙」と、
燗酒が販売されておりました。
樽酒・枡入り
樽に入ったお酒を、汲んで枡(マス)に入れて販売してくれたのが、
樽酒(枡つき)、純米酒ではなく、上撰生酛の本醸造。
500円です。
- 香りの良い吉野杉の酒樽を開いています。
- 開けたてを木枡に注いで、粋にいただけます。
肝心の味は、キリっとした喉ごしが持ち味の本格辛口酒です。
枡(マス)の良い香りと、生酛辛口酒のマッチングが、料理の味を引き立ててくれました。
毎回、枡(マス)を持って帰ってコレクションにしています。
燗酒
続きまして、燗酒(かんざけ)は紙コップに注がれて、1杯、100円です。
燗酒(かんざけ)とは、要するに、温めたお酒です。
- 嘉宝蔵で仕込んだ生酛造りの特撰酒
- 名だたる老舗飲食店の御用達
とのことです。
肝心の味はですね、
つまり、おいしいです。
ただ、良い酒(高い酒)は、冷やで飲まないと、もったいない、
なんて固定観念があります。
(味を感じやすいので)
そして、菊正宗が理想とするのは、
「料理を引き立てながら飲み飽きしない名脇役」
とのことで、燗酒はその本領を発揮するそう。
身体と懐を温めてくれました
でも、安いからって、こればかり飲んではいけません。
個人的に本命は、次に紹介するお酒です。
百黙(ひゃくもく)
個人的に、菊正宗でイチオシの日本酒、
それが、
百黙、それは、菊正宗が2016年4月に130年ぶりに立ち上げた新ブランド。
どんなお酒か、端的に、3言で説明しますね。
- 原料にこだわった
- ちょっとお高めの
- 今風の(モダンな)うまい冷酒
百黙の名前の由来は、
「寡黙な人が発する一言は、聞く者に強い感銘を与える」
という意味の四字熟語「百黙一言」から名付けられています。
そして、原料である米は、
三木市吉川「嘉納会」で契約栽培された、特A地区産「山田錦」を100%使用。
しかも、この最高級品の酒米を、1部ではなく、100%贅沢に使用しています。
加えて、酒造りに使われる水は、かの有名な、※灘の宮水。
(※酒造りに適したミネラル分豊富な硬水)
それを大手の老舗名門、菊正宗が醸造したのが、百黙です。
味は、近年の人気の日本酒の特徴である、
旨味が口中に広がり、日本酒特有のコクが味覚に残ります。
この百黙、おいしいのは有名なんですが、
いかんせん、酒屋さんでは、ちょっとお高いんですよね。
それが、今回の蔵開きでは、
百黙3種と、セセシオン飲み比べセットで、なんと、500円。
大変おいしくいただきました。
ちなみに、セットでついてくる、セセシオンというお酒は、
百黙とは違うシリーズで、
菊正宗の開発したCRU2酵母を用いることにより、
甘味と酸味のバランスがとれた、新しいタイプの日本酒です。
わかりやすく言うと、
市販されている商品も、お買い得な価格となっているので嬉しいですね。
百黙 無濾過原酒
個人的に、百黙がイチオシと前述しましたが、
大別すると、以下の4種類です。
- 純米大吟醸
- 純米吟醸
- オルトスリー
- 無濾過原酒(純米大吟醸)
ひとつひとつ、きちんと説明したいのですが、
長くなるので簡単に言いますね。
- 純米大吟醸‥‥高級。
- 純米吟醸‥‥‥そこそこ高級。
- オルトスリー‥山田錦の日本酒を混ぜた新しいタイプ。
そして、最後の、
無濾過原酒(純米大吟醸)が特徴的なお酒で、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/hyakumoku3-600x400.jpg)
え、なんで?
と疑問に思い調べましたが、わかりませんでした。
と個人的には、推測しています。
ちなみに、無濾過原酒というのは、
濾過をしていない、水を加えていない、という意味です。
つまり、できたまま(搾ったまま)に近いお酒、
というと、わかりやすいでしょうか。
肝心のお味はというと、
無濾過ならではの、ガス感(炭酸感)が特長で、
フルーティーなとろみと、甘味がありつつ、
日本酒特有の重みとコクもしっかりです。
貴重なお酒なので、しっかり味わっていただきました。
和らぎ水(やわらぎみず)
美味しいお酒のイベントに参加していると、
ついつい深酒になってしまいます。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/yawaragi-600x400.jpeg)
飲酒の間に、水を飲むことによって、
深酔いするのを防ぐことができると言われています。
酒好きの必須アイテムです。
それが無料で飲める場所を、会場の中心に設置してくれています。
嬉しい心遣いですよね。
しかもこれって、
酒造りのための専用水(六甲山系の水)、
とのこと。
粋ですよね。
酒造りのための専用水、
ということは、、、、、
かの有名な、
なのでしょうか?
それにしては、ミネラルウォーターのように飲みやすい水でした。
※灘の宮水は、硬水で有名なんです。
なんてね。
無料だったので、たくさん飲みました。
大起水産
菊正宗の蔵開きは、お酒だけでなく、食事も準備されています。
そして、この食事が、
良い協力企業の助力を得ているんだなぁ、と感心してしまうほど。
その中でも、特におすすめなのが、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/ookisuisan-600x400.jpg)
ここのお寿司が、ホントにまぁ、おいしいんです。
そのおいしいお寿司を、おいしい日本酒とあわせていただく、というわけです。
店員さんに、たくさんあるメニューから
と尋ねたところ、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/ookisuisan3-600x400.jpg)
これがまた、店員さんのアドバイス通り、おいしいんです。
トロというだけあって、濃厚な脂の旨味と、とろけるような食感が口の中に広がり、
さばきたて、切りたて、にぎりたて、の
三拍子そろった新鮮な、生本マグロ、とのことです。
そんなお寿司を食べて、旨味が口の中に残っている状態で、
菊正宗の日本酒をいただきます。
色んなお酒とあわせて、食事をするのが楽しいんです。
個人的には、お寿司には、辛口のお酒を合わせるのが好きですね。
ちなみに、
大起水産・店員さんオススメの、本まぐろづくし、ですが、
追加購入しようとしたら、早々に売り切れておりました。
※他のお寿司も美味しかったです。
食事
大起水産のお寿司は大満足でしたが、
他にも食事は準備されています。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/yatai-600x400.jpg)
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kasu2-600x400.jpg)
は、写真を撮り忘れました。
どれもクオリティの高い料理で、とても満足です。
※意外と唐揚げが気に入って、リピート購入させていただきました。
飲んで食べて大満足です。
ステージ
さて、食事とお酒を楽しんでいると、
ステージで、蔵人の皆さんが唄で盛り上げてくれました。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/stage-600x400.jpg)
皆さん、野太いながら、よく通る歌声で心地よかったです。
なんでも、酒造り唄、というのは、
酒造りが始まった400年ほど前から歌い継がれてきたとのこと。
当然、その時代は機械も時計もありません。
そのため、酒造り唄で、時間調整や工程をたどっていたそうです。
また、士気を高めたり、故郷を想う意味もあったとか。
生歌を聞きながら、食事も楽しんで贅沢なひと時でした。
酒樽こも巻き実演
他にもステージでは、
酒樽、(72Lの4斗樽)に、
菰(こも)を巻く作業の実演を、見せていただきました。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/komo-600x360.jpg)
当たり前のように見ている酒樽が、
多くの工程を経て、形を整えていていく様子に目を引かれつつ、
と確信しました。
ただ、挑戦してみたいとも少し思いました。
カッコイイ!
酒樽づくりの実演
酒樽といえば、菊正宗のビヨンセがいる、という噂を聞きつけ、
樽酒マイスターファクトリーの見学にも訪れました。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/taruzake-600x400.jpg)
吉野杉の香りの日本酒(樽酒)の、酒樽を造る工程を見せていただきました。
そして、その巧みに酒樽を造る工程を、
ビヨンセと言われている?女性が解説してくれました。
なんでも、この酒樽造りに惚れ込んで、菊正宗で働かれているそうです。
酒樽づくり
根本的な疑問として、
と思って調べてみました。
まず、
日本酒が広まった江戸時代は、すべて樽に入ったお酒で流通しておりました。
そして、その樽に入ったお酒には自然と、杉の香りがついており、
それを、おいしいと皆が感じとっていました。
現代はお酒の保蔵容器は、「びん」のガラスが主流になりました。
そのことにより、お酒の味を保つことができるようになります。
しかし、樽の杉の香りを楽しむことができなくなりました。
そんな中で、菊正宗は、
昔ながらの、香り高い樽酒を、
家庭で手軽に楽しんでもらいたい!
という想いを持ちます。
そして、
樽で寝かせたお酒を、
びんに詰めるという、
「樽びん」を誕生させました。
これが市販されている樽酒というわけなんですが、
これを製造するのに、酒樽が必要というわけです。
、
、
つまり、
↓
↓
でも、現代は、酒樽ではなく、ビンに詰めたお酒の流通が普通です。
↓
↓
という感じでしょうか。
、
。
。
なんというか、
とても労力をかけていると想像できます。
、
。
販売されているお店は多いので、
ぜひぜひ売場で探してみてくださいね。
閑話休題②
以前は、会場内に菊正宗の関連商品の物販がありましたが、
今回は隣の施設、菊正宗酒造記念館の売店だけでした。
日本酒を使用した関連商品が面白いので、当ブログでも紹介させてください。
興味のある方はこちらから購入してくれると嬉しいです。
私が、、、。
そして、関連商品を調べてみて、一番人気だったのが、
最後に、こちらの商品も人気でした。
商品すべてに、日本酒で肌のうるおいを守る、という想いが込められているそうです。
おいしいだけじゃなく、美肌にも日本酒が良いなんて面白いですよね。
嘉宝五番蔵の見学
最後は、蔵開きのメイン!
菊正宗の心臓部!
酒造りのシンボルともいえる、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kahou6-600x400.jpg)
蔵人達が、秋から約半年間、住み込みで、酒造りを行うそうです。
さぁ、蔵の中は一体どうなっているのでしょうか?
わくわく、
どきどき。
と、思っていたら、
残念!
ギリギリ入口のところ、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kahou5-600x400.jpg)
蔵内は、靴カバーと、ネット帽を着用しての見学です。
日本酒を貯蔵する青い巨大なタンクが、整然と並んでいます。
嘉宝五番蔵の見学会、どんなものであったか、
一言でいうと、
え?
生酛(きもと)造りが、なにか忘れた?
と言いたいですが、ちょっと、難しいですよね。
ここは、私が日本酒好きを代表して、
生酛(きもと)造りを一言で表現します。
それは、ずばり!
という、理解で良いと思います。
なんていうと、当ブログの読者の方は、
と思うかもしれませんね。
それが、コクとキレのある旨い辛口の日本酒を造る秘訣、というわけです。
ただし、難しくて重労働なので、他の酒蔵は、ほとんどやらない手法です。
それを大手の酒造メーカー・菊正宗が、
伝統を守り、手間ひまをかけて行っているから、
いろんな酒蔵に、いろんな個性がありますが、
こだわりのある酒蔵は、やはり面白くて人気がありますよね。
まとめ
以上、菊正宗の蔵開き、
ほとんどのプログラムを紹介できた、と自負しているのですが、
これまで菊正宗の特徴が、生酛造り、と表現してきました。
この生酛造りは、難しい、酒造りです。
これを言いかえると、
それは、
そんなリスクを負った酒造りだと思います。
そして、新酒ができる季節、
つまり蔵開きが開催される日は、
菊正宗の関係者の皆さんが、
酒造りの緊張感、プレッシャーから解放された、
いや、
酒造りを成功させた
そんな時期だと推測しています。
そう思うと、
お客さんが称えている
そういう構図で見ると、見方が変わってくるのではないでしょうか。
自然と笑顔が生まれてくるイベントって素敵ですよね。
菊正宗酒造記念館
こうして、菊正宗の蔵開きの記事を書き終えたわけですが、
ふと気づきました。
となると、ここまで読んでくれた奇特な読者は、
と感じるのではないでしょうか。
そんな方は、ぜひともココ!
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/04/kinenkan-600x400.jpg)
場所は今回、蔵開きが行われたすぐ隣です。
個人の方は、ふらっと立ち寄ることができます。
10名以上の場合の場合は、インターネットHPから予約で、
40名以上の場合は、記念館へ連絡をして欲しいとのことです。
どんなところ?
菊正宗酒造記念館は、すぐ近くに無料の駐車場がありますが、
個人的には、電車で訪れることをオススメします!
え?なぜかって?
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kiki-600x400.jpg)
しかもなんと、この記念館では、
菊正宗の生酒が、
無料で飲めるんです。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/nama-600x400.jpg)
お酒好きの方は、これだけでも来館する価値を感じるでしょう。
しかも、最近知ったのですが、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kiki2-600x400.jpg)
高級酒を選べるのですが、今回も百黙をいただきました。
おいしいので、飲みすぎ注意です!
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/kiki3-600x400.jpg)
お酒好きの人が、好きそうな味ですね。
※周辺の酒蔵では、なぜかソフトクリームを販売していることが多いです。
あとは実際に行ってみてね
その他にどんなものがあるか、簡単に紹介して終わりますね。
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/syuzou-600x400.jpg)
1番の見どころは酒造展示室で、
![](https://higaeritabi.com/wp-content/uploads/2023/05/zyuozou2-600x400.jpg)
順路が、会所場→洗場→釜場→麹室→もと場→造蔵→槽場→囲場、
の順に酒道具が展示されて、酒造りの流れを知ることができます。
その他に別の部屋では、酒器の展示や、
生酛造りがどんなものかのビデオ上映もありました。
お酒造りの昔と今、
変化したことと、変化していないことを感じとることができて楽しめました。
おまけ
以上のような感じで、蔵開きと、普通の日に
電車で菊正宗を訪れました。
こうして、手軽に訪れることができるのが、兵庫県民の特権ですね。
私の場合、その後はきまって、
必ず周辺を散策して、
時間をつぶすようにしています。
え、どうしてすぐに電車で帰らないのかって?
それはね、
お酒の酔いをさましておかないと、電車で、