安くて、
おいしくて、
健康的、
と調査して訪れたのがココ!
今回は宍粟市です。
まぁ、このブログ恒例の酒蔵ランチ・第3弾です。
上記の酒蔵でランチするときもそうですが、
目次を作ってみました
はじめに結論
老松ダイニングの食事は、酒蔵にしては安い!
酒蔵らしい雰囲気と、発酵と健康を考えたメニューを提供されるお店ですね。
訪店の歴史
老松ダイニングの、すぐ近く、歩いて数秒のところに、
そこを訪れた帰りに、ランチをしようと老松ダイニングを訪れると、
と断られました。
また、ある日、このすぐ近くに、もみじが綺麗なことで有名な最上山公園(もみじ山)があります。
そこで紅葉を楽しんだ後、ランチをしようと老松ダイニングを訪れると、
と断れました。
またある日、宍粟市のイベントで買い物を楽しんで、
ランチをしようと老松ダイニングを訪れると、
と断られました。
という歴史から、予約して訪れた次第です。
店員さんに訊ねると、必ずしも予約しなければならないわけではないそうですが、
遠方からもお客さんが来られるそうで、土日祝日は予約したほうが良いとのことでした。
ランチ目的だけで、宍粟市を訪れるのも切ないので、今回は、
高さ4メートル、幅5メートル、体長7メートル。
迫力とユルカワ感のあるトラでした。
台座の寅(トラ)はクレーンで引き上げられたそう。
毎年、ワラで作った巨大な干支飾りを奉納することで有名な神社です。
参拝後、念願の老松ダイニングへ向かいます。
駐車場
なお、老松ダイニングは、
周辺は整備された城下町の通りで、無料駐車場があるのは、ありがたいですね。
地域を散策される方は、少し離れたところに最上山公園(もみじ山)の無料駐車場もあります。
店内へ
ドアを開くと、店内は、
蔵元らしい、老松酒造が醸す日本酒が並ぶ直売所になっています。
予約の時間になるまで、店内を拝見します。
語りだすと、超長くなるので、短くいうと、、。
本当は、純米大吟醸、というのが良いお酒なのですが、
金庫
店内を散策していると、なにやら面白そうなものを発見しました。
大きくて頑丈そうですね。
なんでも、テレビ番組「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」
で開かずの金庫として取材されたとのことでした。
、
、
、
、
、
と思いましたが、
開かずの金庫に、なにが入っていたのか?
を各自で調べて欲しい、みたいな雰囲気でした。
ちょっとした見どころですね。
予約方法
食べる前に、
2つだけ知っておいてください。
予約時間
老松ダイニングのランチは2部制です。
11:00~
と
13:00~
1部 11:00~12:30
2部 12:00~13:30
3部 13:00~14:30
2部制から3部制に変わっておりました。
料理選択
老松ダイニングのランチは2種類です。
前述しましたね。
発酵ありがとうランチ1500円(税込)
と
発酵繋(つながり)ランチ2200円(税込)
があります。
正直、どちらもおいしいです。
このブログを読んでから、決めても良いと思いますよ。
予約電話
では、訪れる時間、人数、
注文するランチ(2種類)
を決めてから、予約電話しておきましょう!
実食
私は、13:00~で予約していたので、
時間が近くなって店員さんに予約していることを伝えると、
店内の飲食スペースに通されます。
注意書きがありました。
″江戸時代の建物なので、話し声が大変響きます″
食事だけでなく、建物の雰囲気も味わえます。
たとえ満席でも、この品のある雰囲気を大事にしながら楽しみたい、そんな場所ですね。
わざわざ予約した甲斐があります。
仕込み水
さて、食事の前にまず、お水をいただきます。
ボトルに入れられて運ばれてきました。
ちなみに、仕込み水とは日本酒造りに、原料としても使用されるお水のことですね。
さすが、酒蔵のランチ、小粋です。
なお、そのお味は、
水がおいしいのも嬉しいですね。
発酵ありがとうランチ1500円(税込)
食前に、食前酒か、甘酒か、お酢ドリンクがつきます。
食後には、軽いデザート(豆乳ヨーグルト)とコーヒーがつきました。
私は基本的に野菜が嫌いなのですが、この料理は全部がおいしかったです。
自家製もろみソースでいただく野菜も美味しいし、塩麴で漬け込んだお肉も柔らかくて、うまみも増しているように感じます。
好みの味なんですよねぇ。
1500円でも、見ての通り、ボリュームたっぷりでした。
特製粕汁のおかわりも110円!
で注文できます
もちろん、2つとも注文しました!
それが110円。
おかわり注文しない手はありません!
酒蔵らしく、コクがあって濃厚な味わいの粕汁です。うまいです!
なんてたって、原料の酒粕が自家製ですからね。
そして、酵素玄米ご飯ですが、これもまた体に良いんです。
酵素玄米は完全栄養食と言われるほど、栄養素がたっぷり含まれているそうです。
しかも、玄米と小豆を3日間、発酵させているので、消化吸収とお肌にも良いらしいです。
おいしくて、体に良いって最高ですね。
ちなみに、酵素玄米ご飯と特製粕汁をおかわり注文したので、
個人的には、1500円の発酵ありがとうランチを注文して、
酵素玄米ご飯と特製粕汁をおかわりするのがオススメです。
心も体も満足でした。
発酵繋(つながり)ランチ2200円(税込)
こちらも、発酵ありがとうランチと同様、食前に、食前酒か、甘酒か、お酢ドリンクがついて、
食後には、軽いデザート(豆乳ヨーグルト)とコーヒーがつきます。
主な違いは、牛すき鍋がつくのと、発酵盛り合わせがついて、
こちらのほうが豪華ですね。
種類が増えるので、より発酵メニューを楽しめます。
しかもどれも美味しそうですよね。
もし2人で訪れるなら、2種類しかメニューがないので、
発酵ありがとうランチと、発酵繋(つながり)ランチ、それぞれ注文するのはいかがでしょうか。
結論として、
日本酒メニュー
酒蔵ランチに来たわけですが、
メニューはこんな感じです。
すみません、ちょっと見えにくいですが、
選べる3酒(30cc×3種)→650円(税込)
選べる1酒(30cc)→450円(税込)
のお酒がメニューにあります。
せっかく酒蔵に来たのですから、運転しないのであれば注文したいですよね。
※もちろん、店頭の酒蔵ショップでは、ここで注文できるお酒が購入できます。
選べる3種(30cc×3種)
1種類のお酒だけでは切ないので、
今回は選べる3酒を注文しました。
この3酒のメニューには
料理長のおすすめ3種と、
女将のおすすめ3種があります。
今回私は、
好みのお酒の種類だったんです。
なお、その中身は、
・純米大吟醸「繋」
・沙月
・しぼりたて生原酒
となっております。
女将のおすすめ3種
ちなみに、女将のおすすめ3種は、
・純米吟醸酒
・古酒善次郎
・ゆず酒
となっており、
普段、お酒を飲まれない方は、こちらも飲みやすくて良さそうですね。
まとめ
メニューを見ていると単品でも多くのお酒がラインナップされています。
ただそれでも、。
今回紹介したランチのような濃い目の料理には、日本酒がよく合います。
ぜひ、好みの日本酒を探して味わってほしいですね。
老松酒造
料理をおいしくいただいたところで、老松酒造について触れたいと思います。
宍粟・老松は、明和5年(1768)創業。
山崎藩御用酒屋であり、現在まで250年余りの歴史を有します。
丹波杜氏の匠の技で守り伝え、現在にまで酒造り一筋に参りました。
とあります。
そんな老松酒造の社是は、
「日本古来の文化である、日本酒の伝統を守る」
だそうです。
店内に看板がありました。
「日本酒のおいしさを知ってもらいたい」
「日本酒と上手に付き合うと健康になることを伝えたい」
「日本酒をもっと楽しんででもらいたい」
その一心で、一生懸命お酒造りをしているとのことです。
つまり兵庫県宍粟市で、真面目にコツコツと、日本酒文化を守り伝える酒蔵だったんですね。
そして、これまで紹介してきた老松ダイニングは、老松酒造が日本酒文化を守り伝えるために運営されている施設ではないかと感じました。
おかわり!、、なんてね。
※粕汁の原料は、日本酒の醸造工程で出る酒粕で煮込んで作る郷土料理です。
お店情報です
店名 | 老松ダイニング |
---|---|
住所 | 兵庫県宍粟市山崎町山崎12 |
電話番号 | 0790-62-2345 |
定休日 | 木曜日 |
駐車場 | 有。店横 |
地図です
おまけ
日本酒発祥の地、
兵庫県宍粟市の酒。
宍粟市一宮に所在する庭田神社は、播磨国風土記によると、
米から製造された酒(日本酒)がもっとも古くから造られた日本酒発祥の地といわれています。
ん?
え!そうなの?
というわけで、車で数十分かけて行ってまいりました。
御祭神は事代主命。
あと、神社をでてすぐにある、ぬくゐの泉と看板も紹介しておきますね。
簡単に要約
まず、この神様を知ってください。
この神様・大国主命の子供が、庭田神社の御祭神、事代主命ですね。
さて、この大国主命が、天乃日槍という神様と国土争いをして、停戦をします。
そして、大国主命が播磨の地を治め、天乃日槍は但馬地方を治めることになりました。
そんな中、大国主命の干し飯(携帯食)に麹(こうじ)が生えたので、
その麹(こうじ)を利用して、日本酒を醸造しました。
そして、この地で他の神様を招いて、慰労のために日本酒で宴会をしましたとさ。
終。
簡単にいうと、このような感じでしょうか。
つまり、庭田神社は、出雲大社系の神社ということですね。
(近隣に大国主命を祭る大きな神社もあります)
ワインは、ぶどうが自然と発酵してアルコールになりますが、
日本酒の場合、麹(こうじ)がないと、お米が発酵してアルコールにならないですからね。
注・日本酒の発祥は諸説あり、上記はその中のひとつのようです。
おわりに
さて、今回の記事も、シンプルに酒蔵ランチを紹介したかっただけなのに、
長文になってしまいました。
しかも、酒蔵ランチの記事なのに、冒頭に神社を紹介し、
図らずも最後にも神社を紹介していました。
それにまた、出雲大社の記事
に紹介した大国主命も登場するし。
このブログ、神社や日本酒、地域の歴史などが、私の意図しないところで繋がっているような気がします。
いや、待てよ。
今回いただいたランチの名前が、発酵繋(つながり)ランチ、、、。
これもまた、つながり、、。
それが繋がりってものですよね