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ヨドコウ迎賓館(旧山邑邸)に行ってきた 兵庫県芦屋市

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ヤサイ
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当ブログ記念すべき第1記事は、兵庫県芦屋市にある、ヨドコウ迎賓館を取り上げます。第1記事にふさわしい兵庫県を代表する建物と言って良いと思っています

2019年現在、兵庫県の有する世界遺産は姫路城のみで、
兵庫県は次の世界遺産に淡路島の鳴門海峡の渦潮を目指しているようですが、
このヨドコウ迎賓館も世界遺産になるかもしれない、
という話がまことしやかに囁かれています。

では一体ヨドコウ迎賓館とは、どのような建物なのでしょうか。

ヤサイ
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結論からいうと、近代建築の三大巨匠の1人である、フランク・ロイド・ライトというアメリカの超有名な建築家が設計した、日本で唯一、住宅で建築当初の姿を保っている建物です。住宅にこれだけのこだわりを詰め込むのか、とオーバースペックを感じる、独創的で遊び心と職人気質が溢れた贅沢な建築物でした。

ちなみに、この建物の画像ですが、緑に囲まれた小高い丘の上にあるので、
建物全体を写すのが難しく上手く撮影できなかったので、アイキャッチ画像は展示してあった模型を利用させていただきました。

どのような建築なのか、全体像を把握するには理解しやすいと思います。
また、丘の上に建てるために、まるで船のような長細い形に設計したライトの柔軟な発想が、この建物の真髄かもしれません。

では建物を見てみましょう

まずは駐車場から見える建物です。
洋館、、なのですが、独創的な外観から邸宅というより、まるでなにか特別な施設のような外観です。

駐車場から、ライト坂と呼ばれる坂道を登って玄関にたどり着くと、

石造りの洋館が現れます。
この坂道に邸宅を建てたのか、と辿り着いて感嘆します。
建物と景観の美しさから、結婚式に使用するのかな、
写真撮影が行われていました。

ヤサイ
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それを脇に私も対抗して、写真撮影します

ホント撮り甲斐のあるスポットなんです。

↑この玄関の石造りの空間から映る芦屋市の景色を背景に、新郎新婦の写真撮影があったんです。
お洒落ですね。

では玄関にまいりましょう。ここが見所のひとつなのですが、

おわかりいだだけますでしょうか。
建物の大きさに反比例して、玄関の扉の幅が狭いんですね、というか一般的な邸宅サイズなんです。

ヤサイ
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入館したときの建物の広さを感じてもらうためだそうですよ

入館料の500円をお支払いし、スリッパに履き替え邸宅を進みます。


部屋の中は通常の窓に加え、天井近くにも多くの子窓が設置されています。
この小窓の分だけ、部屋の中に光が差し込んで明るいんです。小技が効いていますね。

さて、この邸宅、見た目は洋館ですが、日本の建物にふさわしく、和室も用意されているんです。

ホントは設計に和室はなかったそうですが、施主の希望とライトの高弟達の配慮によって実現したそうです。
さぁ、この4階建の邸宅のメインスポット、屋上に向かいましょう。

この屋上が、このヨドコウ迎賓館の最もダイナミックさを感じていただける場所でしょうか。

ヤサイ
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まるで船の甲板のようにカッコイイんです

しばらく佇んでいると、芦屋市の心地良い風が感じられます。
景色を眺めながら、フランク・ロイド・ライトという建築家に思いを馳せます。

以上で、建物の紹介を終えます、詳しく知りたい人はぜひ訪れてみてくださいね。

フランク・ロイド・ライトってどんな人?

 

2019年、フランク・ロイド・ライトの8つの建築作品が
「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」
として世界遺産に登録されることが決定しました。

ヤサイ
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つまり、世界遺産を設計した建築家、なんです

そこから、兵庫県芦屋市のヨドコウ迎賓館も追加で世界遺産に登録されるのではないか、
という話が囁かれているんですね。

さて、そのライトですが、日本ではやはり、関東大震災に耐えたという、旧帝国ホテル設計が有名ですね。
アメリカが生んだ近代建築の巨匠で、
1867年-1959年、91年の生涯で800件もの設計プランを残し、
その内400件は実現したという建築界の天才です。
一貫して、有機的建築(organic architecture)を追及しました。
有機的建築とは、豊かな人間性の保証に寄与する建築ということらしいです。

ヤサイ
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つまり、機能主義や合理主義建築ではなく、自然環境と融和した建築で、心を豊かにしようよ、
ということでしょうか

ヨドコウ迎賓館の歴史

ヨドコウ迎賓館は、その名からわかるように、
物置で有名な淀川製鋼所(ヨドコウ)の所有ですが、
もともとは、灘の酒造家(櫻正宗)・八代目山邑太左衛門氏の別邸として設計されました。
だから、旧山邑邸の異名もあるんですね。

ヤサイ
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櫻正宗は、酒造りに適した灘の宮水を発見し、酵母が日本醸造協会より“協会一号酵母”として全国に頒布されたことでも有名な、老舗の酒蔵です

1918年・フランク・ロイド・ライトのよる基本設計終了
1924年・竣工、山邑家の別邸として使用される
1935年・実業家、天木繁二郎氏の所有となり、別荘、事務所として使用、進駐軍の社交場となる
1947年・淀川製鋼所の所有となり、社長の公邸として使用、
接客の場として利用したことから、後に迎賓館と呼ばれる。
1959年・貸家となりアメリカ人が住む
1971年・淀川製鋼所独身寮として使用される
1974年・国の重要文化財の指定を受ける
1989年・ヨドコウ迎賓館として一般公開される。
とサクッとし歴史を記してみました。

ヤサイ
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カーポートの名付け親であるフランク・ロイド・ライトが設計した建物を、カーポートを扱う淀川製鋼所が所有しているというのは、なにかの縁を感じますね

ちなみに、投資家の方でしたら、(株)淀川製鋼所【5451】の株を購入しておくと、
株主優待のひとつに、ヨドコウ迎賓館入館券(1枚につき最大4名まで入館可)がもらえるとのことですよ。

スポット情報です

名前 ヨドコウ迎賓館
住所 〒659-0096
兵庫県芦屋市山手町3-10
電話番号 0797-38-1720
開館時間 10:00~16:00
(入館は15:30まで)
開館日 水・土・日曜日と祝日
入館料 一般・大学生500円
高校生以下200円
駐車場
ヤサイ
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くどいですが、開館日は、水・土・日曜日と祝日で、開館時間は10:00~16:00(入館は15:30まで)となっておりますので、ご注意くださいね。
ヤサイ
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滞在時間は、じっくり見て1時間くらいでしょうか。あくまで住宅ですからね。
ライト設計だけに、ライトスポットなんです

ちなみに、山邑家ゆかりの雛人形を例年2月から4月にかけて展示しているそうなのですが、
とても美しいそうですので、その時期に訪れるとお得かもしれませんね。

地図です

おまけ・購入したおみやげを紹介します

 

最後に館内でおみやげを購入したので、紹介しますね。
トートバッグ、Mサイズ800円です。
(赤色もありました。尚、Lサイズの黒は950円で、売り切れでした)
デザインは、ヨドコウ迎賓館の全体図ですね。

このカバンに描かれているサインが最高にカッコ良いので、それを書いてこの記事を締めますね

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