お伊勢参り
先日、車で何時間もかけて、三重県の伊勢にある伊勢神宮に参拝してきました。
ちなみに、1泊2日の間、ずっと雨でした。
それはともかく、伊勢神宮の内宮の正宮というのは、
伊勢参拝において、メインスポット
というべき場所で、最高神の天照大御神をお祀りしています。
要はここを目指して皆さんは、伊勢に参拝されるわけなのですが、
正宮では、神様に対し感謝ならびにお礼を申し上げる場所だそうです。
という衝撃の事実が発覚します。
私の、一生涯、食っちゃ寝しながら天寿を全うする、
という切実な願いは一体誰が叶えてくれるというのでしょうか?
と愚痴を言いたくなりますが、そこはちゃんとフォローが効いていて、
正宮から数分歩いたところに、
個人的な願いをきいてくれる神様、
天照大御神の荒々しく活動的な側面を祀る、荒祭宮があります。
そこの看板には、
御祭神
天照坐皇大御神荒御魂
とあります。
はてさて、どこかで聞いたことがあるような、ないような
‥‥‥‥‥
‥‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
‥‥
‥
‥
‥
!
と、私、ピーンっと思い出しましたよ。
つまり、天照大御神に願い事をしたい場合、
三重県伊勢市の伊勢神宮だけでなく、
兵庫県西宮市の廣田神社へ参拝するという方法もあるわけなんですね。
調べてみると、廣田神社のHPには、
「伊勢大神宮御同体」の兵庫県下第一の御社格御由緒の大社と記されています。
つまり、伊勢神宮内宮の第一別宮「荒祭宮」と廣田神社の御祭神は、全く同じ神様ということですね。
衝撃の事実発覚ですね。
ついでに、以前書いた伊勢神宮の参拝の様子をリンク貼っておきますね。
由緒
では、廣田神社の由緒について調べてみましょう。
石碑があったので、撮影しました。
読んでみましょう!
廣田神社 由緒
御祭神 天照大御神荒魂は
日本書紀巻九に神功皇后摂政元年(西暦201年)
皇后新羅より御凱旋の途 海路難波に向かわんとして
務古の水門(西宮)に至り給うたとき、
船海上で廻り進まず 御神慮を問われ給ひ
「我が荒魂は皇后に近づく可からず、
常に廣田の国に居らしむべし」
との天照大御神の御神誨により
葉山媛を齋宮として この地に國土の鎮め
外難の護りとして奉祀せられた
とあります。
つまり、アレです。
という解釈で良いような気がします。
正直、あきらめようかと思いましたが、
そういえば、前回、神功皇后を祀る、三石神社についてブログを書いたんでした。
では、そういうことで。
由緒2
と、正直、廣田神社の由緒は上記で終わりたいのですが、
個人的に消化不良なので、ちょっと調べて、自分なりに解釈してできるだけ簡単に記したいと思います。
と幼い応神天皇を抱く武内宿禰の像です
朝鮮から帰国した神功皇后は、九州にて無事に応神天皇を出産します。
以前、神懸かりした際、
というお告げを神様より受けています。
そんな折り、仲哀天皇の第1皇子第2皇子が反乱を起こして、神功皇后に挑んできます。
という疑問が浮かびますが、そこは、神様からお告げを受けている、応神天皇のほうが正当のような気がします。
それはともかく、
反乱を収めるべく、船で九州から淡路島の下を通って、大阪に行こうとしますが、、
そこで、船が海中でぐるぐる回って進めなくなってしまいます。
と想像して、つい微笑んでしまいますが、そこはまぁ想像です。
そこで迂回して、淡路島の上を通って、明石海峡を越え、兵庫の港にて、再び、神様からのお告げを受けます。
この兵庫の港で三つの石を立てて神占いをした地というのが、前回ブログにしました、
三石神社と言われています。
そこで、神懸かりをした神功皇后は、
事代主尊から、長田に祀れと言われ、長田神社を創建し、
稚日女尊から、活田長峡国に居りたいと言われ、生田神社を創建します。
そして、
と、天照大御神から、私の荒々しく活動的な側面を持つ魂は、神功皇后の近くにあるのは良くないですよ、
兵庫県西宮市の廣田の地に祀ってくださいね。
というお告げを受けます。
そこで、神功皇后は、部下である山背根子の娘の葉山媛を齋宮として、
天照大御神の荒魂を祀らせ、廣田神社を創建します。
すると、船は軽やかに動き出して、無事、反乱を鎮圧することができました。
これが、廣田神社の由緒になります。
つまり、伝説を信じるなら、
廣田神社のHPにある、
「伊勢大神宮御同体」の兵庫県下第一の御社格御由緒の大社
と記されているのは、この由緒から考えると妥当な表現ではないでしょうか。
廣田神社の御利益
さて、廣田神社にお参りすると、どんな御利益があるのでしょうか?
という声が聞こえてきそうなので、調べてみましょう。
境内に、由緒が書かれた看板があったので、御利益の部分だけ読んでみましょう。
御神徳
国民の総親神である天照皇大神は、八百万の神々の中でも最高至貴なる、
生活の基の衣食住を整えられた祖神にして、
特に荒御魂の廣田大御神は、
勝運合格・開運厄除・子授安産・交通安全・立身出世
などに霊験高き神として万民の崇敬をあつめています。
とのことです。
やはり、天照大御神の荒御魂が祀られているわけですから、
そういえば、廣田神社といえば、地元のプロ野球球団、
阪神タイガースの必勝祈願祭が行われることで有名ですね。
ちなみに、この優勝祈願の歴史はタイガース結成時の昭和11年(1936年)から83年間続いているそうですよ。
という声が聞こえてきそうですが、
こういう御利益というのは、やはりそこはあくまで、
一助ですから、勝運だけでは、優勝は難しいのかもしれませんね。
ただ、神社好きから言わせてもらえれば、、。
と思うのです。
なぜなら、廣田神社の神様には、
上記に記したような由緒があり、
伊勢神宮内宮の第一別宮「荒祭宮」に祀られている神様と御同体である、
八百万の神々の中でも最高至貴なる天照大御神の荒御魂が祀られているのですから、
必勝祈願に訪れるには、これ以上ないくらい最高の地ではないかと思うわけです。
そして、全ての神社に言えることですが、
というスタンスが正解のように思います。
どんなところ?
すみません、ついつい前置きが長くなってしまったので、ここからはサクッとすすめたいと思います。
参拝者用の無料駐車場が完備されておりました。ありがたいですね。
第1鳥居です。
好天に恵まれたせいか、神域に入る神々しい雰囲気というより、個人的には爽やかな心持ちです。
境内総面積は53000㎡の、市街地なのに、自然が残る大きな神社です。
後方には、神功皇后伝説の残る甲山、
前方は西宮市外から海を望むことができます。
散歩するだけでも気持ちの良い神社ですね。
そういえば、面白いものが、。
御神水と看板があります。
湧き水のようですね。ちょっと口をつけてみました。
わかる人が見れば、なにかあるのかもしれませんね。
即位礼当日祭
偶然ですが、参拝に訪れた日は、即位礼当日祭でした。
拝殿に近づくと、雅楽がスピーカーから流れ、
参拝客も多かったように感じました。
また、アイキャッチ画像にもあるように、
拝殿には、天皇陛下御夫妻の御写真が飾られておりました。
そういえば、この写真の撮影でのエピソードがありまして、
まず、拝殿を訪れると、
すでに参拝客がお祓いを受けており、
幸運にも無料で祝詞とお祓いのご相伴に預かることができました。
そして、賑わっている拝殿で参拝した後、
ふと振り返ってみると、急に拝殿から参拝客が誰もいなくなり、
と、数秒間のチャンスを逃さず、撮影した写真なんです。
まるで神様に、
と励まされているような気持ちになりました。
ちなみに、なぜ廣田神社で、即位礼当日祭が行われているかというと、
おそらく、、、。
天照大御神の孫
↓
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が
地上に降臨する(天孫降臨)
↓
瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)のひ孫
↓
神武天皇
↓
神武天皇の子孫
↓
現在の天皇陛下
という流れがあり、
つまり、廣田神社からすると、
御祭神の天照大御神の子孫が即位されたのでお祝いしましょう、
ということだと考えられます。
最後に振り返って拝殿です。
爽やかで気持ちの良い参拝でした。
御朱印紹介
初穂料300円です。
が。
私は朱印帳(1500円)を購入したので、その代金だけで、御朱印をいただきました。
あと、せっかくなので、朱印袋(1500円)も購入しました。
え?どんな朱印帳を買ったのかって?
結構、満足しています!
さすがの巫女さんも、私の心にHITするとは思わなかったでしょうね。
神社情報です
神社名 | 廣田神社 |
---|---|
御祭神 | 天照大御神荒御魂 |
鎮座地 | 兵庫県西宮市大社町7番7号 |
電話番号 | 0798-74-3489 |
祈祷時間 | 9時~16時30分 御朱印有 |
地図です
おまけ
正午頃、廣田神社を訪れたので、ちょうどお腹がすいてきます。
神社を後にし、道をまっすぐ南にいったところにある
さぬきうどん ゆう庵さんへ訪れました。
定食の鶏天丼定食(830円税別)を注文しました。
鶏の天ぷら丼とハーフわかめうどんです。
大変、おいしくいただきました。
その後、甲子園を眺めて、素戔嗚神社へ行くと、
私と同じ御朱印帳を持つ、おじさんに出会いました。
[…] 神社巡り 廣田神社 天照大御神之荒御魂を祀る 兵庫県第1の古社 兵.… […]
[…] 廣田神社 天照大御神之荒御魂を祀る 兵庫県第1の古社 兵庫県西宮市お… ヤサイ ぜひとも、前々回、前回の上記の神社ブログを見ていただきたいのです […]
[…] 廣田神社 天照大御神之荒御魂を祀る 兵庫県第1の古社 兵庫県西宮市お… […]